やっぱり
2週連続の演奏会が昨日終わった。
特に昨日は市をあげての第9
市民から募集した合唱団とソリスト総勢400名近い人数が舞台上にいたことになる。
とりあえずは終わった。が、来月も違うオケで第9。
今年はベートーヴェン250周年だからか?
第9は本当にすごい曲だ。
耳が聞こえないベートーヴェンがピアノにかじりつきながら作ったと言われている。
中間部にはエリーゼやトルコ行進曲を思わせるかわいい部分があったり、木管やトランペットによるおどろおどろしい暗い部分など聞き応えがある。
しかしだ、しかしTrbはどうかというと2楽章と4楽章だけしか出番がない。
それも2楽章は本当にちょっと。
4楽章はあれだけ有名な合唱団との盛り上がる部分にもTrbは出番がない。
その一番有名な部分になってやっと楽器を構え始める。
4楽章が後半に差し掛かってバリトンだけの部分に入るとバストロがコントラバスとユニゾンで歌い始める。
因みにバリトンをバストロ。
テノールを2ndTrb、アルトを1stTrbが担当しており何せ音域が高い。
1stなんかは本当ならトランペットが吹くようなところをやらされる。
ドッペルフーガというソプラノ→アルト→テノール→バリトンと追っかけながらの部分はTrbがみんな違う動きをする。
楽しい。
しかしすべて合唱団によってかきけされる。
報われないしベートーヴェンは意地悪?とも思う。
しかし、彼が交響曲にTrbを取り入れてくれたお陰で後のブラームスなどに大きく影響することになる。
そしてだ。
やはり私は体調を崩した。
本番前日の練習から変な咳がでると思っていたら案の定。今日は会社を休んでいる。情けなや。
余談だが、合唱団は高齢者が非常に多い。
昨日のリハーサルの時に私達の後ろに男声部の人達が入場してきたが、おじいさん達の匂いがすごかった。
整髪料なのか加齢臭なのかはわからないがおじいさんの匂いが強い!
おじいさん達、最後はいい笑顔で演奏を終えていた。
高齢者が達成感を味わう機会はなかなかないと思う。
元気に毎年参加してほしい。